手術翌日

鼻チューブで少し息苦しかったものの思ったよりも眠れました。
痛みも、鈍い痛みはずっとありますが、我慢できないような痛みはありません。

この病院の入院患者は土日関係なく、毎朝処置があります。
早速朝一で今日の処置。
処置用のイスに座るなり、先生2人から下唇の痺れについて聞かれました。
実は、手術直後は気のせいかもしれないと半信半疑だったのですが、一夜明けても感覚があり、
「感覚あります!」
「じゃあうまく行ったんだ」
というやり取りが。
取りあえず今日の処置そのものは、腫れものに触るように軽く消毒してお終い。
ご飯食べられそう?って聞かれたので、無理ですっ答えたら、やっぱり管を入れておいてよかったねえって言われました。

病室に戻ってくつろいでいると、レントゲンを撮って来てくれとの指示。
パジャマだし、顔は腫れてるし、鼻チューブだし、これで放射線科まで?マジか!?
足下が怪しい患者さんはナースが付き添うようですが、私は足取りはしっかりしてるので、一人で大丈夫ですねって言われてしまいました(笑)
しかし、よりによって外来の一番多いこの時間(>.<)
鼻チューブのせいで着替えは無理なので、諦めてエレベーターに乗りました。

パノラマレントゲンで顎を乗せるのですが、しっかり顎をくっ付けて下さいと言われましたが、痛くて無理だってば。
一応訴えましたが、向こうはこんな患者ばっかりなので、きっと何とも思っていないでしょう(笑)
レントゲンをもらい病室に戻ってちょっと見てみました。
術前の写真と比べると、確かに歯の根元がカットされてます。
違いというとその位か?

鼻チューブからの食事は時間が掛かるのですが、昼食中に教授回診に呼ばれてしまいました。
今日は私が診察を受けている科の教授回診の日でした。
どうするのかと思ったら、やはりここは大学病院、教授優先で昼食は中断です。
歯科の専門病院で基本歩ける患者だからか、教授が大名行列で回る訳でなく、患者が処置室に出向きます。
全ての医師が揃って、レントゲンを並べて、資料を用意して、何か雰囲気が硬い。

教授ですが、ここでは各科の科長が教授です。
企業に例えると、院長が社長、学部長が専務、教授が事業部長、准教授が部長、講師が課長、医員が主任、研修医が若手社員という感じでしょうか。
そう考えると、教授がいる時に皆さんが緊張しているのが分かる気がします(笑)

私の番になり、説明担当の医師が説明を始めましたが、開窓術を行った聞いたところで、顎骨切除を嫌がった方ですね?と、どうやら以前に拒否したのを思い出した模様(笑)
私の担当医から、具体的に腫瘍だったか説明がありましたが、教授に対して全部取れたと思いますと言ったので驚きました。
教授にそう言う位ならかなり期待できそうで、明るい気持ちになりました。
教授の方からは、顎骨を取ってないから、腫瘍が取り切れていないという前提で様子を見ていきましょう。

教授診察が終わって、昼食再開。
その後点滴、そして夕食と意外とスケジュールはタイトで、暇になることもなく術後1日目は過ぎていったのでした。

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