執刀医の診察

(2013年12月中旬)
教授診察の後、絶望的な気持ちになり鬱になりそうな暗い日々を送っていました。
この日は実際に執刀する先生の診察ですが、全部切除ではなくて、もう少し間を取った方法はないのかお願いしてみようと思い、診察に臨みました。

冒頭、執刀医から私の担当医に、「患者さんにはどこまで説明してあるの?」と質問があり、「顎骨切除して移植することまで話してあります」と答えていましたが、内心は(マジかよ!)でした。

執刀医の説明「移植には腸骨、腓骨、肩甲骨のどれかを使うのが一般的だけど、今回は腸骨や腓骨では足りないので、肩甲骨を使います。そして、その後骨が安定したらインプラントを入れましょう」
私「運動(ランニング)をしたいのですが問題ないですか?」
執刀医「足ではないので走ることには支障はないよ。問題になるとすれば水泳位かな」
ふーん、なるほど…

取りあえず走れなくなるという最悪の事態は避けられそう。
しかし、ここで納得してしまったら術式が確定してしまうので、間を取った方法がないのかぶつけてみました。

・確かに大きな腫瘍ではあるが、同じ位の大きさで開窓術を行ってうまく行った例はあることはある。
・患者が嫌だというのに、無理やり手術をすることは出来ない。
・この病院での術式が納得いかないのであれば、セカンドオピニオンとして他の病院に行ってみるのもいいかもしれない。

等々のことを話されました。
執刀医から担当医に対しては、もう一度教授と話をしてと話していました。

その後担当医からは、顎骨切除をしない場合のリスク等をかなり説明されました。

・顎関節に近い所まで腫瘍があるので、うまくいかなくて関節に及ぶようなことになればかなり大事になる。
・開窓術の場合は、長期に渡って通院の必要があるが本当に大丈夫ですか?
・この病院は移動が多いので、自分がいつまで診ていられるか分からない。
・忙しい病院なので、試しにやってダメなら別の術式というのは病院としては嫌がる。
・ここでダメなら他の病院に行っても、まず間違いなく下顎切除で移植でしょう。

ざっとこんな感じだったと思いますが、私が一貫して開窓術を試して下さいと言って譲らなかったので、最終的にはもう一度教授と話しをしましょう、ということになりました。
最後に、「面倒臭いことになってすみませんね」と言ったら、「僕も歯を残したかったのでいいです」と言ってくれました。

そんな訳で、次回の診察はまた教授診察となったのですが、希望を持って正月を過ごしたいので、年明けにして下さいとお願いして、2回目の教授診察は1月の初めになりました。

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